作略
さりゃく異読 さくりゃく
名詞多音語
標準
plan
文例 · 用例
「青山愛執の色に塗られ、」「緑水、非怨の糸を永く曳く」などという古人の詩を見ても人間現象の姿を、むしろ現象界で確捕出来ず所詮、自然悠久の姿に於て見ようとする激しい意慾の果の作略を証拠立てている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
そしてお前の一族の家霊くらいおしゃれで、美しいものの好きな奴はないのだから――」 読書もそう好きでなし、思索も面倒臭がりやの逸作にどうして、こんないのちの作略に関する言葉が閃めき出るのであろうか。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
古い油筒を花生にするなんというのは、もう風流に於て普通を超えて宗匠分になって居なくては出来ぬ作略で、宗匠の指図や道具屋の入れ智慧を受取って居る分際の茶人の事では無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
彼の山科の丿貫という大の侘茶人が糊を入れた竹器に朝顔の花を生けて紹鴎の賞美を受け、「糊つぼ」という一器の形を遺したと共に、作略|無礙の境界に入っている風雅の骨髄を語っているものである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
男乞食はまた、女乞食の異変にびっくりした表情は見せながら救け起す作略はなくたゞ「おう/\」言いながら、離してやれば楽な手を握り繋いでいます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
この心を通じさして貰い度い、それが潜在しながら世俗不敏なものが途中いろ/\の思わぬ作略をした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それとも、――彼を狂人にして置かねばならぬ憲兵たちの作略の苦心は、栖方のためかもしれないとも思った。
— 横光利一 『微笑』 青空文庫
五円位上がつたつて、あんな山の中へ猿の御相手をしに行く唐変木はまづないからね」「唐変木て、先生なんぞなもし」「何でもいゝでさあ、――全く赤シヤツの作略だね。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
作例 · 標準
敵の作略を見破り、味方の危機を救った。
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彼は巧妙な作略を立て、見事に競争相手を出し抜いた。
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古文書には、戦国時代の武将が用いた様々な作略が記されている。
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