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からり

からり
副詞-と副詞
1
標準
with a clatter
文例 · 用例
蛙は寧ろラードのようなものでからりと揚げた方があっさりしていてよくはないだろうか。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
午後は奈々子が一昼寝してからであった、雪子もお児もぶらんこに飽き、寝覚めた奈々子を連れて、表のほうにいるようすであったが、格子戸をからりあけてかけ上がりざまに三児はわれ勝ちと父に何か告げんとするのである。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
その日の午後――もう夕方近くになつて雨がからりと晴れて、雲切の間から夏らしく澄んだ紺青の空が見え出した。
南部修太郎 病院の窓 青空文庫
境内の変にからりとしている訳もこれで合点が行って、あるべきものが亡せているのだなと思いながら、庫裡へと入った。
幸田露伴 観画談 青空文庫
感謝である、とその日から四、五日間は、胸の内もからりとしていたのであるが、また、いけなかった。
太宰治 青空文庫
どの橋でも真新らしい日和下駄の前を橋板に突き当てて、こんと音をさせ、その拍子に後歯を橋板に落してからりと鳴らす必要があった。
岡本かの子 青空文庫
こん からり 足を踏み違えて橋詰から橋詰までこの音のリズムを続け通させるときは、ほんとにお腹の底から橋を渡った気がして、そこでぴょんぴょん跳ねて悦んだ。
岡本かの子 青空文庫
」 吾妻下駄をからりと鳴して、摺下る褄を上衣の下に直した気勢。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
作例 · 標準
棚から落ちた皿が、床に落ちてからり!と割れる音が響いた。
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雨戸が風で揺れて、からりからりと不気味な音を立てていた。
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古い引き出しを開けようとしたら、中身がからり、と音を立てて散らばった。
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2
標準
with a fling (opening a door, window, etc.)
作例 · 標準
待ちきれずに、彼女はドアをからり!と開けて飛び出していった。
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試験が終わった解放感で、彼は窓をからり!と開け放ち、新鮮な空気を吸い込んだ。
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突然の訪問者に、思わず玄関のドアをからり、と開けてしまった。
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3
標準
bright and clear (weather, sky, etc.)
作例 · 標準
今朝は空がからりとしていて、気持ちの良い青空が広がっている。
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梅雨明けした途端、空はからりとして、夏らしい日差しが照りつけた。
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洗濯物がからりと乾きそうな、まさに絶好の秋晴れだ。
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4
標準
nicely dry (laundry, air, etc.)
作例 · 標準
真夏の太陽の下、敷いたばかりの布団がからりと乾いて、ふかふかになった。
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雨上がりの空気はからりとしていて、肌に心地よい。
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この加湿器のおかげで、冬でも部屋の空気がからりとしなくなったよ。
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5
標準
cheerfully
作例 · 標準
彼女の明るい笑顔は、場をぱっとからりとしたものに変えた。
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子供たちは、おもちゃで遊ぶ声がからりと響き渡り、部屋中に楽しさを満たしていた。
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久しぶりに会った友人は、昔と変わらずからりとした口調で、冗談を言っていた。
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6
標準
completely (forget, change, etc.)
作例 · 標準
あの嫌な出来事も、もうすっかりからり、と忘れることができた。
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数年ぶりに故郷に帰ったら、見慣れたはずの街並みがからり、と変わっていて驚いた。
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決意を新たにして、彼は過去の自分をからり、と捨て去ることにした。
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からり(からり) — 幻辞.com