気の毒に思う
きのどくにおもう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to feel sorry (for, that)
文例 · 用例
現代の日本がやはりたのもしく見えて来ると同時に眼前の書籍を知らぬ小店員を気の毒に思うのである。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
あの方を袖で掩うて上げ度い程お気の毒に思うた。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
女房はその自分の姿を見て、丁度他人を気の毒に思うように、その自分の影を気の毒に思って、声を立てて泣き出した。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
茶店で羊羹食いながら、白扇さかしまなど、気の毒に思うのである。
— 太宰治 『富士に就いて』 青空文庫
戦地で働いている兵隊さんたちの欲望は、たった一つ、それはぐっすり眠りたい欲望だけだ、と何かの本に書かれて在ったけれど、その兵隊さんの苦労をお気の毒に思う半面、私は、ずいぶんうらやましく思った。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
私はいよいよ気の毒に思うと同時に、番頭がここへ来てくれたのは好都合であるとも思った。
— 岡本綺堂 『怪獣』 青空文庫
そこがまた塾生たちにとって、たまらぬいいところらしいが、僕は昔から、身体の立派な女を見ると、大鯛なんかを思い出し、つい苦笑してしまって、そうして、ただそのひとを気の毒に思うばかりで、それ以上は何の興味も感じないのだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
命婦はうかうかと油断をさせられたことで女王を気の毒に思うと、そこにもおられなくて、そしらぬふうをして自身の部屋のほうへ帰った。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
テストで不合格だった友人を気の毒に思い、慰めの言葉をかけた。
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電車で隣の人が咳き込んでいたので、気の毒に思って飴を差し出した。
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彼女が一生懸命努力したのに報われなかったことを、気の毒に思う。
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上司が理不尽に叱られているのを見て、気の毒に思った。
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