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老紳士

ろうしんし
名詞
1
標準
old gentleman
文例 · 用例
翌る日、眼光鋭く、気品の高い老紳士が私の陋屋を訪れた。
太宰治 佳日 青空文庫
たとえば幕が落ちる途中でちょっと一時何かに引っかかったが、すぐに自然にはずれて首尾よく落ちる、その時の幕の形や運動の模様だとか、また式辞を朗読する老紳士の白髪の一束が風に逆立つ光景とか、そういう零細な事象までがことごとくこくめいに記録されるのである。
寺田寅彦 ニュース映画と新聞記事 青空文庫
門番のおばさんでも、気の変な老紳士でも、メーゾン・レオンの亭主でも、悪漢とその手下でも、また町のオーケストラでも、やっぱり縦から見ても横から見てもパリの場末のそれらのタイプである。
寺田寅彦 映画雑感(2) 青空文庫
気の変な老紳士は観客を笑わせる。
寺田寅彦 映画雑感(2) 青空文庫
つい近ごろある映画の試写会に出席したら、すぐ前の席にやはり十歳ぐらいの男の子を連れた老紳士がいた。
寺田寅彦 生ける人形 青空文庫
家扶は、何か云って紳士夫妻に二三度頭を下げるとまた一たん車から下りて、今度は、かなり厖大なトランクを二つ担いで来て、それぞれの位置にそれを置いて、自分は、一行の一番|端れに老紳士と並んで坐り、頻りに何か話し初めた。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
うとうとと眠る老紳士から離れて。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
禿頭の佛蘭西の老紳士が昔日の腕前を見せて呉れんとバイオリンを採つて彈くか彈かぬに歌の曲をハツタと忘れて、頭撫で/\罷退るなど隨分滑かれたのであらう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
公園のベンチで、身なりの整った老紳士が静かに鳩に餌をやっていた。
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落としたハンカチを拾ってくれたのは、銀細工のステッキをついた上品な老紳士だった。
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その老紳士は古書店の常連で、いつも窓際の決まった席で本を読んでいる。
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老紳士(ろうしんし) — 幻辞.com