引っ掛かる
ひっかかる
動詞
標準
文例 · 用例
これ以降思いやりと慎みの心を失った筆者は、かつて周囲に気を配りながら書いた原稿にちょこちょこ引っ掛かる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
電子掲示板上で実におぞましい罵詈雑言のぶつけ合いなど見るにつけ、心に引っ掛かるのはその点だ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
」 お婆さんは、咽喉に引っ掛かるような声を搾って、二番目の孫娘を呼んだ。
— 佐左木俊郎 『蜜柑』 青空文庫
浜路贋手紙に引っ掛かる 山影宗三郎と鷺組のお絹、二人が地下道へ入り込んだ日の、ちょうど夕方のことである、桑名町の旅籠、三升屋の二階、そこの上等の一室に、話し合っている男女があった。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
何もおめでたく疑惑の網に引っ掛かるには及ばない。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
引っ掛かると蜂は、その肉を諦めて棒の先にある大きな蛇の肉のところへ帰ってくる。
— 佐藤垢石 『採峰徘菌愚』 青空文庫
むしろ引っ掛かるといえば、無造作に書こうということに引っ掛かっておるだろうと思います。
— 北大路魯山人 『書道と茶道』 青空文庫
変に欲を出すとそこに引っ掛かる。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫