馬の骨
うまのほね
表現名詞
標準
person of doubtful origin
文例 · 用例
兄さんったらそんな事ちっとも言って寄こさないのね」 「親の儂に一言の挨拶もしねえで、何処の馬の骨か分らねえ様な女と一緒になりやがって………」 「兄さん帰って来たら、うんと叱言を言ってやるといいわ」 「おや?
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
ごつげな、いい金モール服を着てやがって、どこの馬の骨だい!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
骨董を買う以上は贋物を買うまいなんぞというそんなケチな事でどうなるものか、古人も死馬の骨を千金で買うとさえいってあるではないか。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
だから、このアルバムを見ただけでは、人は私を、どこの馬の骨だか見当も何もつかぬ筈です。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
――牛馬の骨皮を、じとじと踏むような奈落の床を。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
が、三亀雄の妻は良家の娘ではあるが、実は養女であって、本当は誰の、どこの馬の骨の子か分らぬ私生児なのだ、という噂を耳にした時、だから政江は喜びの余りひどくそわ/\したものである。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
骨董を買ふ以上は贋物を買ふまいなんぞといふ其様なケチな事で何様なるものか、古人も死馬の骨を千金で買ふとさへ云つてあるでは無いか。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
(おん箸入)の内容が馬の骨なら、言い得て特に妙である。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫