幻辞.com

天刑病

てんけいびょう
名詞
1
標準
Hansen's disease
文例 · 用例
日本でも、西洋でも、むかしこの病は「不治」と見做され、天刑病の一種として医治の範囲外に置かれました。
小酒井不木 痴人の復讐 青空文庫
「あそこに見える村はあれは天刑病者たちのいる不幸な村だが、わたしはあの村の者の易をたいていみてやった。
横光利一 馬車 青空文庫
しかし、紳士と逢ってからは、湯の中から立ち上ると、彼の指差した天刑病患者達のいる村ばかりが視野の中から強く眼を刺して来て困り出した。
横光利一 馬車 青空文庫
白い往来には、大師詣りの人達の姿が、ちらほら見えて、或雑木林の片陰などには、汚い天刑病者が、そこにも此処にも頭を土に摺つけていた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
口も利かずに黙って腰かけているお島は、ふと女坂を攀登って、石段の上の平地へ醜い姿を現す一人の天刑病らしい躄の乞食が目についたりした。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
半暗と湿気と悪臭の横町が、迷園のように縦横に走り、やけにひさしの突き出た、原色塗りの低い建物がお互いに助けあって並んで、誰かの言った「天刑病市ポウト・サイド」の感じを適切に裏書きしている。
海のモザイク 踊る地平線 青空文庫
その上あなたは天刑病です!
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
――この「ものよし」と云ふのは古老の談に依ると松原通鴨川橋の東詰、今稻荷の小社あるあたりから北、即ち現在宮川町遊廓のある處に天刑病者の部落があつて、彼等は平常市中に交通することを禁ぜられてゐたが、ただ一年に一度正月二日に限つて市内にもの乞ひに出ることを許されてゐた。
竹内勝太郎 淡路人形座訪問 青空文庫
作例 · 標準
かつて天刑病は社会から偏見の目で見られ、多くの患者が苦しんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
天刑病の研究は進み、今では早期発見と治療で克服できる病気になっている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史の授業で、隔離政策の対象となった天刑病患者の悲劇について学んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash