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ちょこん

ちょこん異読 ちょこなん
副詞-と
1
標準
slightly (of an action)
文例 · 用例
この女房の母親で、年紀の相違が五十の上、余り間があり過ぎるようだけれども、これは女房が大勢の娘の中に一番|末子である所為で、それ、黒のけんちゅうの羽織を着て、小さな髷に鼈甲の耳こじりをちょこんと極めて、手首に輪数珠を掛けた五十格好の婆が背後向に坐ったのが、その総領の娘である。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
こぢんまりした綺麗な店で、竹で編んだ床几に、尻にかくれるような小さな坐蒲団がちょこんと置いてあり、柱には誰の句か、「一力の焦茶の暖簾春の雪」 と、赤い短冊が掛っている。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
見知らぬ人が前の車にお君はその次に、豹一はいちばん後の車、一人前に車の上にちょこんと収りかえった姿を車夫はひねてると思ったのか、ぼん/\落ちんようにしっかり掴ってなはれや。
織田作之助 青空文庫
婆さんは、椅子に浅くちょこんと腰をおろして、机の上の写真と、僕の顔を、ちらと見較べ、「おいくつですか?
太宰治 正義と微笑 青空文庫
――その耳を熟と澄ますようにして、目をうっとりと空を視めて、火桶にちょこんと小さくいて、「雀はどうしたろうの。
泉鏡花 二、三羽――十二、三羽 青空文庫
私の頭は大きいから、灰色のソフト帽は、ちょこんと頭に乗っかって悲惨である。
燭をともして昼を継がむ。 花燭 青空文庫
汝ゃ、天王寺境内に太鼓たたいていて、ちょこんと猿|負背で、小屋へ帰りがけに、太夫どのに餅買うて、汝も食いおった、行帰りから、その娘は馴染じゃげな。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
谷町九丁目の坂を駈け降りて、千日前の裏通りに出ているお午の夜店へ行くと、お鶴が存外小綺麗な店にちょこんと坐って、ガラス箱の蓋を立てかけた中に前掛けをまいた膝を見せ、赤切れした手で七味を混ぜていた。
織田作之助 わが町 青空文庫
作例 · 標準
小さな女の子が、大きなソファの端にちょこんと座って絵本を読んでいた。
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煮物の上に、彩りとして茹でた絹さやがちょこんと乗せられている。
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玄関の棚には、旅先で見つけた小さな招き猫の置物がちょこんと飾ってある。
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