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押し絵

おしえ
名詞頻度ランク #18011 · 青空 6
1
標準
raised cloth picture
文例 · 用例
お庄は母親が、売るものと持って行くものとを、丹念に選り分けて、しまったり出したりしている傍に座り込んで、これまでに見たこともない小片や袋物、古い押し絵、珊瑚球のような物を、不思議そうに選り出しては弄っていた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
登ること数時間八合目の小屋着、昼食を食し焼印を押し絵葉書を買う。
加藤文太郎 単独行 青空文庫
祖母の話は、まことにおぼろげな記憶にしか残っていないのであるが、君子は四国巡拝のお札が、大きな戸の裏いっぱいに貼られ、それが上から上へと盛りあがって、押し絵の羽子板のようにふくれあがっていたことだけはたしかに見たことがあるように思う。
山本禾太郎 抱茗荷の説 青空文庫
東京で歳暮の町を歩いて一番目につく羽子板等はあんまり飾ってなく、あれば色取った紙を板にはりつけた二三銭のか、それでなければ八重垣姫や助六等を粗末な布で押し絵にしたものばかりである。
宮本百合子 農村 青空文庫
二つ枕をならべた押し絵のような夜の静かさ、殆ど同じいくらいと言っていい世にも稀れな二つの寝顔、お俊はきよ子の方を向いて凝乎と澄んだ眼をすえた。
室生犀星 童話 青空文庫
剛直とか、深義に徹した判断とかいうことより、抜目なく世情に通じていてそれで馬鹿殿様や押し絵のように、ゆーづーのきかない役人を動かしたのね、常識家の下らなさがあります。
一九四四年(昭和十九年) 獄中への手紙 青空文庫
」とおしえてやりました。
新美南吉 里の春、山の春 青空文庫
銅貨のあるところを雀におしえたのはこのふきのとうだったのでしょう。
新美南吉 落とした一銭銅貨 青空文庫
作例 · 標準
例句