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末期養子

まつごようし
名詞
1
標準
deathbed adoption of a successor (to prevent extinction of the family line)
文例 · 用例
六月十二日に、二子|優善が十七歳で、二百石八人扶持の矢島玄碩の末期養子になった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
令図は出でて同藩の医官二百石|小野道秀の末期養子となり、有尚と称し、後また道瑛と称し、累進して近習医者に至った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
優善はこの時矢島氏に入って末期養子となったのである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
玄隆は少い時|不行迹のために父永寿に勘当せられていたが、永寿の歿するに及んで末期養子として後を承け、次で抽斎の門人となり、また抽斎に紹介せられて海保漁村の塾に入った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
茶番の為組をした矢島は抽斎の次男|優善で、三年前辛亥に矢島玄碩の末期養子となつたのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
九五 末期養子と由井正雪事件 徳川幕府時代には「末期養子」というものがあった。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
これらの場合を通常「末期養子」といい、また時としては「遽養子」もしくは「急養子」ともいうた。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
故にもし末期養子に依って家督を継ぐことを許さぬ法律があるときは、急病、負傷、変災などのために戸主が突然に死亡して、一家断絶する場合が多くあるのは勿論である。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
作例 · 標準
家系の断絶を防ぐため、彼は末期養子を迎えることを決意した。
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末期養子は、日本の伝統的な慣習の一つである。
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弁護士が、末期養子の手続きについて詳しく説明してくれた。
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ウィキペディア

末期養子(まつごようし)は、江戸時代、武家の当主で嗣子のない者が事故・急病などで死に瀕した場合に、家の断絶を防ぐため緊急に縁組された養子のことである。これは一種の緊急避難措置であり、当主が危篤状態から回復した場合などには、その縁組を当主が取り消すことも可能であった。当主が既に死亡しているにもかかわらず、周囲の者がそれを隠して当主の名において養子縁組を行う場合も指す。

出典: 末期養子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0