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小箒

こほうき
名詞
1
標準
文例 · 用例
大根飯を炊く――萱の穂で小箒を拵らへる――髯が伸びて何となく気にかゝる――といつたやうな身辺些事もそれ/″\興味があるものだ。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
茶の葉は小さな臼で挽いて細粉とし、その調製品を湯に入れて割り竹製の精巧な小箒でまぜるのであった。
茶の本 茶の本 青空文庫
小屋の中で臼のあたりを小箒で掃いていた若い男は、その手を休めてこちらを向いて、「狸に見込まれないようにしろや」と言って笑うと、「大丈夫だよ、わたしなんぞを見込む狸はいないから」 女もまた、小屋の中を見込んで笑いながら戸を締めました。
慢心和尚の巻 大菩薩峠 青空文庫
係員が小箒で真中へ集めにかかると、山川は蝶の鱗粉のように軽々と舞いあがり、一人一人の鼻の孔へ、丁寧に形見分けをして廻った。
久生十蘭 蝶の絵 青空文庫
ハチクの花状はマダケとは大いに趣を異にしその円錐花叢は短くして小箒状に簇集し苞ありと雖ども小形にしてその苞頭の小葉また甚だ細小なり。
牧野富太郎 植物記 青空文庫