従業者
じゅうぎょうしゃ
名詞
標準
worker
文例 · 用例
だんだん西洋音楽の普及するに従ってこの仕事に対する要求が増加するので、従業者の数もこれに応じて増加しつつあるにかかわらず、いつも商売が忙しそうである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
三 で、お話は運河にかへりますが、アメリカ政府はフランスの技師が失敗したあと、最後に自国のゴーガスといふ大佐を総指揮者に任命し、はじめに、三万人の従業者をつのり、ついで四万人を増し、しまひには五万人もふやして、開さくにあたらせました。
— 鈴木三重吉 『パナマ運河を開いた話』 青空文庫
私は鉄道の一従業者で、引き続き奉職していて、ただ今は一週三十シリングずつもらっております。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
日本生産能率の挙ると挙らざるとは、一に工場経営者の認識と気魄と努力に基く全従業者の士気如何に存するを以って、大東亞戰爭開始以來、吾等は全力を傾けて生産増強に努めつつありしが、最近日を逐うて戰局苛烈を極め、戰産一如の体制確立ますます緊切なるに及び、茲に吾等一同徴用せらる。
— 清澤洌 『暗黒日記』 青空文庫
彼女らはつまりそれの従業者なのである。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
――つい大正年間、先に云った小|船渠の従業者が、島に二、三十戸の部落を建てて住んでいたが、船渠が成り立たないので解散になり、住民もほかへ皆移ってしまったが、その後に、夫婦者の番人だけが残って一軒の小屋に住んでいた。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫