待ち遠
まちどお
形容動詞
標準
文例 · 用例
」 そのくせ僕が膳を出すと、さも待ち遠ほに掻つこんで歸つて行つた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
私は堪らなく待ち遠しくなった。
— 葉山嘉樹 『牢獄の半日』 青空文庫
彼らは、いつでも、次の食事がはなはだしく待ち遠い。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
京都の風をなつかしみ、またかしこくも、御朝廷の尊い御方々に対し奉つては、ひたすら、嬰児の如くしんからお慕ひなさつて居られたらしく、お傍の人たちを実にしばしば京へのぼらせ、その人たちが帰つて来てからの土産話を待ちこがれていらつしやる御有様は、お傍の私たちまでひとしく待ち遠がつたほどでございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
私は、老いの寝覚めをやるほうなので、夜明けが待ち遠しいことさえある。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
謝源は二人の言葉の終るのを待ち遠しそうにして「アヽよし/\両人とも大儀であつたナ」と言つた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
兄弟はしばらくは、立って自分たちの方の馬の歩き出すのを待ってゐましたがあまり待ち遠しかったのでたうとう少しづつあるき出しました。
— 宮沢賢治 『ひかりの素足』 青空文庫
」 みんなは学校の済むのが待ち遠しかったのでした。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫