御典医
ごてんい
名詞
標準
doctor to a shogun or daimyo (Edo period)
文例 · 用例
」「何でもお父さんが佐倉の御典医だったというから、家柄はいいらしいんだけれど、あの父さんは確かに才子ではあるけれど、ひどい放蕩者らしいのよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
松島も父が佐倉藩の御典医であり、彼自身も抱えたちの前では帝大の医科の学生崩れのように言っていたので、銀子たちもそのつもりでいたが、ずっと後に彼の前身は洋服屋だということを言って聞かせるものもあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
待て、御典医であった、彼のお祖父さんが選んだので、本名は杢之丞だそうである。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
争われぬのは、お祖父さんの御典医から、父典養に相伝して、脈を取って、ト小指を刎ねた時の容体と少しも変らぬ。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
米沢藩の御典医の一行が、薬草採りに参ったのじゃ」 そう呼んだけれど、婦人は振向いても見なかった。
— 江見水蔭 『壁の眼の怪』 青空文庫
母は徳川の御典医の家に末娘として生まれて、幼い頃は、吉原の裏手の田んぼの中にある宏大な邸に住んでゐたさうである。
— 神西清 『少年』 青空文庫
ひところ、匙一本で千代田の大奥に伺候したことさえあるので、いまだに相良玄鶯院と御典医名で呼ばれている名だたる蘭医、野に下ってもその学識風格はこわ面の浪士たちを顎の先でこき使って、さて、何をどうしようというのでもない。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
本所割り下水、もと御典医の蘭学者|相良玄鶯院の隠宅方来居で、水藩高橋一派の会合があるという。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
作例 · 標準
病に倒れた将軍のために、御典医が昼夜を問わず治療にあたった。
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御典医は、当時の最先端の医学知識を持っていた。
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時代劇で、御典医が薬を調合するシーンが印象的だった。
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