公達
きんだち
名詞頻度ランク #27785 · 青空 247 例
標準
kings
文例 · 用例
三代の実朝時代になってもまだそんなふうだったから、この時代の鎌倉の千手の前が都会風の洗練された若い公達に会って参ったのだろうし、多少はそういう公達を恋の目標にすることに自分自身誇りを感じたのじゃないでしょうか」 私はもう一度、何となく手越の里を振返った。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
その事では厶らぬわ、喃、貴公達、T「御存じで厶ろう 此村大吉?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
そして摘草ほど子供にとられたと言ふのを、何だか壇の浦のつまり/\で、平家の公達が組伏せられ刺殺されるのを聞くやうで可哀であつた。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
――(白山剣ヶ峰、千蛇ヶ池の公達)三国岳の麓の里に、暮六つの鐘きこゆ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
……これは、北陸道無双の霊山、白山、剣ヶ峰千蛇ヶ池の御公達より、当国、三国ヶ岳夜叉ヶ池の姫君へ、文づかいに参るものじゃ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
平家の公達や殿原は其当時に於る最高等の文明人種であったのだ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
「早い話が、何家の大事な公達だツて、要するに、親の淫行の收穫よ。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
いま日本に於いて、多少ともウール・シュタンドに近き文士は、白樺派の公達、葛西善蔵、佐藤春夫。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫