述者
述者
名詞
標準
文例 · 用例
上に引いた『薩婆多論』の述者も、多分こんな性の坊主だろう。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
一つは無政府主義者と言はるゝ者の今日迄に爲した行爲は凡て過激、極端、兇暴で有るに拘はらず、其理論に於ては、祖述者の何人たると、集産的たると、個人的たると、共産的たるとを問はず、殆ど何等の危險な要素を含んでゐない事で有る。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
おまけに、江戸には篤胤大人の祖述者をもって任ずる平田|鉄胤のようなよい相続者があって、地方にある門人らを指導することを忘れていなかった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
飽くまで先師の祖述者をもって任ずる鉄胤の方は参与の一人として、その年の正月からは新帝の侍講に進み、神祗官の中心勢力をかたちづくる平田派の学者を率いて、直接に新政府の要路に当たっているとか。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
故篤胤翁の祖述者をもって任ずる鉄胤は、一切の門人をみな平田篤胤没後の門人として取り扱い、決しておのれの門人とは見なさなかったのが、何よりの証拠だ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
」 ここでもしも、こうしたマニーロフの言葉を聞いて、客が異常な満足の情に駆られたことを書きもらしたなら、この事件の記述者はどんな非難を蒙っても仕方があるまい。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
孔子祖述者は、皆孔子以下じゃ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
クロはいわゆる「科学的」社会主義の祖述者のごとくに、ことさらに、むずかしい文字と文章とを用いて、そして何だかわけの分らない弁証法などという論理法によって、数千ページの大冊の中にその矛盾背理の理論をごまかし去るの技倆を持たない。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫