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天を摩する

てんをまする
表現動詞-サ変-特殊
1
標準
to soar high (building, etc.)
文例 · 用例
杉や松の大木は天を摩するものもある。
幸田露伴 努力論 青空文庫
こおろぎや蜘蛛や蟻やその他名も知らない昆虫の繁華な都が、虫の目から見たら天を摩するような緑色の尖塔の林の下に発展していた。
寺田寅彦 芝刈り 青空文庫
磯山寺の華鯨音なく、梅を殘して靜に暮るゝ春の夕べ、何となう面白く、仰ぎ見れば、むかつをの頂に、老松一株翼然として天を摩するさま、殊に韻致を添ふるに、しばし二階の障子を明け放して見とれけるが、忽ち空艪漕ぐ聲す。
大町桂月 杉田の一夜 青空文庫
仰げば、金洞の三峯の天を摩するを見る。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
金は取り放題、責任はアメリカへというので、腕に撚をかけると、ここ東京の丸の内、日本丸の機関部という、堂々青天を摩する大建築を並べた。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
高く中天を摩する水煙りである。
牧野信一 山彦の街 青空文庫
天を摩するような無線装置のポールが四本、くっきりと目の前に聳え立っているのであった。
海野十三 空中墳墓 青空文庫
実をいえば、私は鬼ヶ島へいくような気持をもって、ここまでやって来たのであるが、あの緑の樹で蔽われた突兀と天を摩する恰好のいい島影を海上から望んだ刹那、そういう不安な考えは一時に消えてしまった。
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
作例 · 標準
新しい超高層ビルは、その高さでまさに天を摩するかのようだ。
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山頂に立つと、天を摩するような大自然の壮大さに息をのんだ。
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彼の芸術性は、既存の枠を超えて天を摩する域に達している。
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