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太刀先

たちさき
名詞
1
標準
point of a sword
文例 · 用例
その太刀先には身動きならぬ鋭さがあった。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
なまじ、相手が肉親であるだけに、つい言葉も、ぞんざいになり、一旦云い出したとなると、真正面から遠慮会釈もなく、切り込む新子の太刀先を、あしらいかねて、圭子はタジタジとなったが、すぐ立ち直ると出鱈目な受太刀を、ふり廻し始めた。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
こちらが比較的小人数であるだけに、かえって必死の太刀先きが鋭いので、権右衛門はあやうく斬りまくられそうになって、目当ての姫や采女をそっちのけに、この寒い夜に汗を流しながら挑み合っていた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
」 叫び疲れて、女の声がだんだんにうら枯れてゆくと共に、男の力もだんだんに弱って来たらしく、彼の太刀先きがしどろもどろになって来るらしいのが暗い中でも想像されるので、小坂部は気が気でなかった。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
甚兵衛の太刀先を相手が避けて、飛び退ったはずみに、二人の位置が東西になったと思うと、敵の十字架に、折柄入りかかる夕日が煌いた。
菊池寛 恩を返す話 青空文庫
それで、主人から不義をいい立てられて切りつけられた時、あり合せた燭台を、早速の獲物として主人の鋭い太刀先を避けていた。
菊池寛 恩讐の彼方に 青空文庫
主従が必死になって、十数合太刀を合わす間に、主人の太刀先が、二、三度低い天井をかすって、しばしば太刀を操る自由を失おうとした。
菊池寛 恩讐の彼方に 青空文庫
さッ、すなおにそこへ直れッ」 いうと、理不尽なことにも、仲間を討たれたさか恨みと、商売を妨げられた恨みとをたてにとりながら、不敵にも右門へ刃を合わせようとしたものでしたから、予期しなかった敵対に不意を打たれて、おもわず二、三歩あとずさりながら、まずじっと五人の太刀先に目をつけました。
耳のない浪人 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
鋭い太刀先が月光に反射して、冷たく光った。
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相手の喉元に太刀先を突きつけ、降参を促す。
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太刀先をわずかに下げて、相手の出方をうかがう。
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