矢取り
やとり
名詞
標準
arrow collector (at an archery range)
文例 · 用例
権七はそこの若い矢取り女になじみが出来て、毎晩そこへ入りびたっているので、おいねの方でも嫉妬に堪えかねて、夫婦喧嘩の絶え間はなかった。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
後に言ひますが、矢取りの役を勤めるのも、やはり此人々です。
— 折口信夫 『信州新野の雪祭り』 青空文庫
「弓矢取りは、年頃、日頃、いかなる功名を立てましょうとも、最後に不覚をとれば、その身に永久に瑕がつきます。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
お児が、「おんちゃんおやとり、おんちゃんおやとり」 というから、お児ちゃん、おやとりがどうしたかと聞くと、お児ちゃんはおやとりっち言葉をこのごろ覚えたからそういうのだと梅子が答える。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
お兒が、『おんちやんおやとり、おんちやんおやとり。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
といふから、お兒ちやん、おやとりがどうしたかと聞くと、お兒ちやんは、おやとりつち詞を此頃覺えたからさういふのだと梅子が答へる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
とかくにこうひがんだ考えばかり思いだされ、顔はほてり、手足はふるえ、お政はややとりのぼせの気味で、使いのものに始終のことを問いつめるのである。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
そう思う私の心は、やはり有形無形の枠やとりまきにかこまれたままで示されている祖父への親愛をそぐのであった。
— 宮本百合子 『繻珍のズボン』 青空文庫
作例 · 標準
弓道場では、矢取りの係が放たれた矢を集めて回っていた。
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矢取りの作業は、集中力を要する地道な仕事だ。
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子供たちが矢取りの手伝いをしながら、弓道に興味を持った。
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