御法度
ごはっと
名詞
標準
文例 · 用例
まだそればかりでなく、藤吉がだんだんに増長して、なにしろ御法度破りの仕事だから、今までのように一|尾二分では売られない、これからは一尾一両ずつに買ってくれと云い出したが、宇三郎は承知しない。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
おめえは芸人、相手は町人、なにも御家の御法度を破ったという訳でもねえから、そんなに怖がって隠すこともあるめえ。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
「お化けの方はなぜ止したんだ」「へえ、どうもあの楽屋は風儀が悪うござんして、御法度の慰み事が流行るもんですから……」「爺さんもあんまり嫌いな方じゃあるめえ。
— お照の父 『半七捕物帳』 青空文庫
宮地の芝居だから、大目に見ているのかも知れねえが、男と女と入りまじりの芝居は御法度だ。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
事の起因を按ずるに、去年秋雨の降くらす、奥の座敷に、女ばかり総勢九人、しかも二組になって御法度の花骨牌。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
へい、実は、少々御法度の、へい、手慰みを遣らかしておりましたんで。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「石の巻に何ぞ秘密でもあったか」「秘密も秘密、公儀|御法度の兵糧倉と武器倉を二カ所にこしらえ、巧みな砦塞すらも築造中なのでござります。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
一揆は国の御法度、ひとりなりとも罪に問わるる者があっては身共が折角の助力も水の泡ゆえ、その旨百姓共にとくと言いきかせて、すぐさま引き揚げるよう御伝えさッしゃい」 心得たとばかり駈け出そうとしたその刹那!
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
御法度(ごはっと) 法度(江戸時代の法令、武家諸法度)の丁寧な表現。 法律や集団・コミュニティの規則(および暗黙の了解)または社会慣習で禁止されている事項。 御法度 (映画) - 1999年公開の日本映画。
出典: 御法度 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0