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数カ所

すうかしょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
山東軍は、退却際に、行きがけの駄賃として、数カ所で金品を奪い、むやみな発砲をした。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
なんどき外国と戦争を始めるかも知れないというので、江戸近在の目黒、淀橋、板橋、そのほか数カ所に火薬製造所をこしらえて、盛んに大筒小筒の鉄砲玉を製造したんです。
正雪の絵馬 半七捕物帳 青空文庫
左内はその身に数カ所の傷を受けて、木の根を枕に倒れていたのである。
ズウフラ怪談 半七捕物帳 青空文庫
※さしもに猛き兵助が、切れども突けどもひるまぬ悪党、前後左右に斬りむすぶ、数カ所の疵にながるる血潮、やいばを杖によろぼいながら、ええ口惜しや――。
人形使い 半七捕物帳 青空文庫
さすがの大蛇も犬に噛まれ、剣に傷つけられて、数カ所の痛手に堪まり得ず、穴から這い出して蜿打ちまわって死んだ。
捜神記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫
いずれにしても、殺伐な事件や陰惨な空気がこの狂言の生命であるから、原作そのままでは到底警視庁の許可を得られそうなはずもないので、数カ所の削除を施して、ともかくも開演の運びに至ったのであるが、諸新聞の攻撃があまりに激しいので、劇場側でも頗る面食らった。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
昨夜、中の郷の川ばたを通行の折柄に、何者にか追いかけられて、所持の財布を取られたうえに、面部に数カ所の疵をうけたというのである。
広重と河獺 半七捕物帳 青空文庫
そしてその日はなんの消息もなくて過ぎ、市内や近郊などの数カ所に遅まきながら捜索が始められた。
『モルグ街の殺人事件』続編 マリー・ロジェエの怪事件 青空文庫