手が出ない
てがでない
表現形容詞
標準
out of one's reach
文例 · 用例
――ところでですわね、股立を取った趣は、羽にうつ石目|一鏨も、残りなく出来上って、あとへ、銘を入れるばかり、二年の大仕事の仕上りで、職人も一同、羽織、袴で並んだ処、その鶏の目に、瞳を一点打つとなって、手が出ません、手が出ないんですとさ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
高いマシンにゃ手が出ない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
然しもう季節だと知つて見ても其の日/\の食料を求める爲めに勞力を割くのと、肥料の工夫がつかなかつたりするのとで作物の生育からいへば三日を爭ふやうな時でも思ひながら手が出ないのである。
— 長塚節 『土』 青空文庫
どう処置をしていいのか手が出ないのであったが、やっと惟光が、「この院の留守役などに真相を知らせることはよくございません。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
ただあまり内気過ぎる方で男の方との交渉に手が出ないのでしょうと、お返事の来ないことを私はそう解釈しております」「それがまちがっているじゃないか。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
宮のお気持ちをそれとなく観察してみても、自分の運命の陥擠であるものはこの恋である、源氏を忘れないことは自分を滅ぼす道であるということを過去よりもまた強く思っておいでになる御様子であったから手が出ないのである。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
豚などは手が出ない代りに鼻が出る。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
祖師日蓮のおん名のために鞘走らぬまでのこと、それを承知の上にて挑みかからば、これなる眉間傷より血が噴こうぞ」 微笑しながらずいずいと行くのに手が出ないのです。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
作例 · 標準
その高級車は、私には高すぎて手が出ない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
海外旅行は魅力だが、今の経済状況では手が出ない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女が着ている服はとても素敵だが、私には手が出ない値段だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash