瀞場
とろば
名詞
標準
文例 · 用例
東海道の汽車の鉄橋のしも手に、浅い瀞場がある。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
深い場所でも、浅い場所でも、瀞場で鮎を掛けるということは、一応の修業をつまぬとうまくは行かぬものだ。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
私は、多年の経験によって、瀞場の鮎が囮鮎を追って、ついに掛け鈎にからだのどこかを縫い通されたのを知った。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
瀞場の鮎は、鈎に掛かった瞬間、微少の衝動を目印に感ずるのが、急流の鮎と異なって、鈎に掛かるや否や、男の足でも追いつけないほどの速さで、下流へ走りだしはしない。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
そこに、瀞場の友釣りの妙趣を感ずる。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
さきほどから、この瀞場で釣っている三、四人の釣り師があった。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
この瀞場には、数多い鮎がいる。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
ということは承知しているのであるけれど、瀞場の友釣りについて、あまり深い造詣を持たぬ人達かも知れない。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫