小じんまり
こじんまり異読 こぢんまり
副詞-と動詞-サ変多音語頻度ランク #19406 · 青空 61 例
標準
snugly
文例 · 用例
「ゆうべのへやは、わたしひとりには広すぎるから、ほかにもっと、小じんまりしたへやがあったら、うつらせてください。
— 新美南吉 『名なし指物語』 青空文庫
橋上の眺めは左右に岸壁を見、白沫立つてたぎり流るゝ川に臨むのであるから、緑蔭水聲、おのづから兩袖に清風を湧かす概があつて、名も餘り高く無いところだが、小じんまりして溪谷美のあることを感じさせられる。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
その家の小じんまりしてゐるやうに、またその家具や身じまひの小ざつぱりしてゐるやうに、すべてが感じが好かつた。
— 田山録弥 『島の唄』 青空文庫
湯槽は小じんまりとしたコンクリートで出来ていて、お湯につかっていながら、スウイッチをひねると、ガチャン、ガタン、ガチャン、ガタン、ゴボン、ゴボンとスチームが入ってくるようになっていた。
— 小林多喜二 『独房』 青空文庫
家は○万楼から四五丁位の処でその辺は花柳街で、小奴の家は格子戸のはまつた、下が三畳に六畳の二間、二階も一間位はあつたらしい、小じんまりした家であつたやうに記憶してゐる。
— 野口雨情 『石川啄木と小奴』 青空文庫
そこで、見え隠れに又その後を尾けて行くと、女は今戸橋を渡って、八幡さまの先を曲がって、称福寺という寺の近所の小じんまりした二階家へはいる。
— 河豚太鼓 『半七捕物帳』 青空文庫
おころの家には格子がなく、入口は明け放しの土間になっていたが、それでもふた間くらいの小じんまりした住居で、家内も綺麗に片付いているらしかった。
— 菊人形の昔 『半七捕物帳』 青空文庫
その間も馬車はとめどなく駈けていたが、まもなく道路に面して立っている軒の長くつき出た小じんまりとした赤煉瓦の別荘風の家の前へ停められた。
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒から離れた、小じんまりとしたカフェで読書を楽しむのが好きだ。
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