諫鼓
諫鼓
名詞
標準
文例 · 用例
工芸も、何ですか、大層に気を配って、……世の泰平をかたどった、諫鼓――それも打つに及ばぬ意味で……と私に分るように、天狗様は言ったんですがね。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
「……その諫鼓とかの出品は、東京の博覧会で感状とか、一等賞とか、県の名誉になったそうです。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
)――この富さんとかいうのはね、多勢職人をつかった、諫鼓、いさめのつづみの……今度の棟梁で、近常さんには、弟分だけれど相弟子の、それは仕事の上手ですって。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
富さんが、褌のみつを引張って、(諫鼓の荷づくりを見届けるまで、今夜ばかりは、自分の目は離されぬ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
祭礼の笠鉾などに鶏が太鼓に留まった像を出し諫鼓鳥と称す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
しかし支那に諫鼓また屈鼓が実在した証は外国人の紀行に存す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
シナ太古の聖人が世を治むる時代には朝廷に諫鼓という太鼓のような物を備えおいて、誰人にても当局に忠告せんとする者はこれを打つと、役人が出て諫言を聴いたと伝えるが、今日は諫鼓のかわりに新聞があるけれども、耳を傾ける度量は昔にくらべてどうであろう。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
あれが名代の諫鼓鶏……」「お次は南伝馬町の猿の山車」「日吉鷲平の猿の面。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫