一拍
いっぱく
名詞
標準
one clap
文例 · 用例
五、敵勢盛んなる時は支え、衰うを見て一拍子に突掛るべし。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
矢印のキーに対応するページをめくる動作は、一拍遅れとなり、そのたびごとに頻繁にハードディスクにアクセスするのが気になった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
ひとつの音符を三つに等分して、その三拍ごとに、頭の一拍目にアクセントをつける、などという説明は思いつかなかったし、どちらにしても、意味は伝わらなかっただろう。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
「ま、いいから、〈ハング・オン・スルーピー〉をやろうよ」 慶一は、四分一拍、八分二拍、四分二拍という、頭のタムをじぶんのひざでやり、コードを弾きはじめる。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
悪戯――とあたまへ来ると一拍子に、私は早くからこの状態に思い当っていた。
— テムズに聴く 『踊る地平線』 青空文庫
一拍遅れからのスタートとはなるものの、ソニーは今後パーソナルコンピューターに取り組んでいくという。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
鮫は朝鮮の一の切れ、目貫は金で断の一字、銘を天福輪と切った稀代の剛刀――ぐいと、背後ざまに落とし差した下谷の小鬼、伴大次郎、黒七子の裾を端折ると一拍子、ひょいと切戸を潜って戸外へ出た。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
なんだい今ごろ、町医じゃあるめぇし」寝ようとしていた庭番の老爺が、つぶやきながら出て行って潜りをあけると、一拍子に、息せききって、森徹馬がとびこんで来た。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
神社で二礼二拍手一礼をする際、最後の一拍に願いを込めた。
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会議の最後に、全員で一拍だけ手を打って気合いを入れた。
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神前で静かに一拍だけ柏手を打ち、深く頭を下げた。
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標準
one beat
作例 · 標準
彼の返事はいつも一拍遅れるので、話を聞いているのか不安になる。
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絶妙なタイミングで一拍置いてから話し始めることで、聴衆の興味を惹きつけた。
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漫才のツッコミがほんの一拍ズレただけで、笑いの量が変わってしまう。
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突然の告白に、彼女は驚きのあまり一拍置いてから顔を赤らめた。
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標準
one mora (taken as a unit of time)
作例 · 標準
俳句では、「ん」や「っ」も一拍として数えるのが基本ルールだ。
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「きって(切手)」は「き・っ・て」と三つの拍から成り、真ん中の促音も一拍分の長さを持つ。
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外国人学習者にとって、日本語の特殊拍を一拍として正確に発音するのは難しい。
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長音符「ー」も一拍として扱うため、「コーヒー」は四拍の単語となる。
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