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うわり

うわり
副詞
1
標準
very
文例 · 用例
今まではみづ/\しくふうわりと眞白に降りたまつてゐたものが、知らぬ間に溶け固つて、不溶解性の煤だの芥だの紙屑だのが、がぢ/\とさゝくれだつた雪の表面に現はれ出る。
有島武郎 青空文庫
同じ燻ぶった洋燈も、人の目鼻立ち、眉も、青、赤、鼠色の地の敷物ながら、さながら鶏卵の裡のように、渾沌として、ふうわり街燈の薄い影に映る。
泉鏡花 露肆 青空文庫
かつその鳥は、小春日の朝、空が曇って、大島が判然と墨で描いたように見えた時、江浦、吉浜の空を伸して、遠く小田原の城の森から、雲の上を飛んで来て、ふうわり、足許へ来て留った、そこから苗が出来たというのであるが、鳥はこの親仁が、名を知らぬものだったかも計られぬ。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
扱帯がずるずると曳摺っていたり、羽織がふうわり廂へかかっておりますな、下駄、蝙蝠傘、提灯、正しく手前方の前なんぞは、何がどう間違ったものでござりますか、大な洗濯|盥が転がっておりましたわ。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
取り留めのなさは、ちぎれ雲が大空から影を落としたか、と視められ、ぬぺりとして、ふうわり軽い。
泉鏡花 海の使者 青空文庫
つらつら/\と、動くのに濡色が薄油に、ほの白く艶を取つて、降りそゝぐ雨を露に散らして、細いしぶきを立てると、その飛ぶ露の光るやうな片輪にもう一つ宙にふうわりと仄あかりの輪を大きく提灯の形に卷いて、且つ其のづぶ濡の色を一息に一息に熟と撓めながら、風も添はずに寄つて來る。
泉鏡花 遺稿 青空文庫
もとの三寶ヶ辻まで引返すと、丁どいつかの時と殆ど同じ處、その温泉の町から折曲一つ折れて奧の院參道へあらたまる釣橋の袂へ提灯がふうわりと灯も仄白んで顯はれた。
泉鏡花 遺稿 青空文庫
と、空から怪しい雲がおりて来て、其の籠をはじめ異形の者を包んでふうわりと空へ飛んで往った。
田中貢太郎 魔王物語 青空文庫
作例 · 標準
その取引はうわりで終わった。
うわりにしましょう。
この話はうわりにして、次の件に進もう。
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