地狂言
じきょうげん
名詞
標準
local amateur kabuki performance (esp. popular in the late Edo and early Meiji periods)
文例 · 用例
その頃既に、早川さんは地狂言を研究せられてゐました。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
地方の役者村や、又素人の地狂言を行ふ村々があつて、其に特殊のれぱあとりいを持つて居た。
— 折口信夫 『涼み芝居と怪談』 青空文庫
歌舞妓の標準語――芝居通言に、地狂言と言はれる種類のものがあり、また農山海、それ/″\の地方でも、其土地根生ひの演劇と言ふ誇りを籠めて言ふ語として使はれてゐた。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
場処によつては、盆芝居こそほんたうの地狂言の行はれる時期でないか知らと言ふ気のするほど、其地々々の人情や、季節の風情に適うた地狂言を催す地方があつたものである。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
所作事と云ふのは踊を主としたもので、地狂言と云ふのは台詞と仕草に依つて物語りを運んで行く普通のドラマを云ふのであります。
— 岸田國士 『日本演劇の特質』 青空文庫
設楽郡の山地に入り初めの鳳来寺には、田楽の他に、地狂言と言ふものがあつて、其を猿楽と称へたらしい証拠があります。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
此地狂言は、古くは、猿楽能に近いものを演じた様ですが、近代では、歌舞妓芝居より外はやりませんでした。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
此猿楽なる地狂言が、三番叟だけは保存してゐたと言ふのは、江戸芝居と一つで、翁が猿楽の目じるしだつたからであります。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
作例 · 標準
地元の祭りのハイライトは、素朴ながらも情熱的な地狂言の上演でした。
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