末年
まつねん
名詞
標準
the last days
文例 · 用例
それから年月を経て、万暦の末年頃、淮安に杜九如というものがあった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
明治の末年の大洪水に先だつて、忌はしい謡が行はれた。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
知って居るところへは旅行をするから年末年始の礼を欠くという葉書を出してあるので客は一人も来ない。
— 岡本かの子 『餅』 青空文庫
二 安政の末年、一人の若武士が品川から高輪の海端を通る。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
また五十も過ぎて身寄りとは悉く仲違ひをしてしまひ、子供一人ない薄倖な身の上を彼女自身潜在意識的に感じて来て、女の末年の愛を何ものかに向つて寄せずにはゐられなくなつた性情の自然の経過が、いくらかこんなことでゝもこゝに現はれたのではないかと、憐れにも感じ、つく/″\老婢の身体を眺めやつた。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
誰も皆『新しい自己』を造りたい爲に腐心して居るので有るが、其の新しい自己が造れぬので、歳末年頭の嗟歎や祝福を繰返すのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
それから年月を経て、万暦の末年頃、淮安に杜九如といふものが有つた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
殊にひそかに此歌を獻じた一友とは、大正末年以後唯二囘遭遇しただけである。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
作例 · 標準
その会社は末年には経営不振に陥り、ついに倒産した。
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彼の人生の末年は、静かに故郷で過ごしたという。
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ローマ帝国の末期は、混乱と衰退の時代だった。
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