模合
もあい
名詞
標準
moai
文例 · 用例
貧しい人達は模合(無尽)を出し合って、不幸がある場合には助け合ふやうにして居る。
— 池宮城積宝 『奥間巡査』 青空文庫
それは感情的な意味ばかりでなしに、生活の上から見ても、殊に模合や何か経済上の関係から見ても不利益であったので。
— 池宮城積宝 『奥間巡査』 青空文庫
それが仏教の渡来ということもあいまってわが国におけるこれらのゲームの絶滅をかろうじて阻止することができたのかもしれない。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
それもあいつが浮気もので、ちょいと色に迷ったばかり、おいやならよしなさい、よそを聞いてみますという、お手軽なところだと、おれも承知をしたかもしれんが、どうしておれが探ってみると、義延(巡査の名)という男はそんな男と男が違う。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
ところがその晩は、線路見まわりの工夫もこず、窓から棒の出た汽車にもあいませんでした。
— 宮沢賢治 『月夜のでんしんばしら』 青空文庫
私はもう、どこか隙間から飛び込んで行って、手伝ってあげようと、何べんも何べんも家のまはりを飛んで見たけれど、どこにもあいてる所はないんだらう。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
私はもう、どこか隙間から飛び込んで行って、手伝ってあげようと、何べんも何べんも家のまわりを飛んで見たけれど、どこにもあいてる所はないんだろう。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
馬鹿馬鹿しい」「でもあいつが起きなきゃあ、俺が二階へ上る事が出来ない。
— 夢野久作 『呑仙士』 青空文庫
ウィキペディア
模合(もあい、もやい、琉:ムエー)とは、もやうことで、共同とか共同生産を意味することばであったが、生産形態の変化にともなって寄り合いや共同生産の意味合いを失い、複数の個人や法人がグループを組織して一定額の金銭を払い込み、定期的に1人ずつ順番に金銭の給付を受け取る金融の一形態を指すようになった。沖縄県や鹿児島県奄美群島において、本土における頼母子講・無尽講に相当する相互扶助システムとしてこの名称が残り、沖縄ではその他、寄合(ユレー、ユーレー)とも呼ばれる。
出典: 模合 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0