霊尊
れいそん
名詞
標準
文例 · 用例
加之何なのぢや、それ、国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊、大苫辺尊、面足尊、惶根尊、伊弉諾尊、伊弉冊尊、それから大日霊尊、月夜見尊、この十柱の神様はな、何れも皆立派な美徳を具へた神様達ぢやが、わが天理王の命と申すは、何と有難い事でな、この十柱の神様の美徳を悉皆具へて御座る。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
神々の系譜の上に、高皇産霊尊・神皇産霊尊――天御中主神の意義だけは、私にはまだ訣らぬ――を据ゑて居るのは、此為であつた。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
高皇産霊・神皇産霊二神の中、多くの場合、高皇産霊尊を代表と見なしたことであつた。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
其威霊は別に存在するものとして、その霊魂を処置するものなる、高皇産霊尊は、どうしても考へねばならなかつた訣である。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
天照大神に高皇産霊尊が随うた如く、亦瓊々杵尊に天児屋命が随うた如く、尊い神事を行ふ者には、威霊を操置する呪術者が随伴するものと考へたのが、こゝに言はうとした日本古代信仰の、重要な一つの形態なのである。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
思ふに、高皇産霊尊、威霊を神の身に結合すると、神、霊威を発して、神言を発する。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
だから、高皇産霊尊出現、神言発現、神言伝達――天孫降臨と謂つた関聯を持つてゐる。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
また大日霊尊とも称し、「日霊」は即ち日女にして、太陽の女神の義なり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫