堰を切ったよう
せきをきったよう
表現形容動詞
標準
gushing forth
文例 · 用例
しかし次の瞬間には机のわきに身を投げ出し、膝をついて、顔を両手に埋めながら、堰を切ったように嗚咽し始める。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
なぜと知らぬ涙がその時|堰を切ったように流れ出した。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
そして堰を切ったように涙が流れ出ようとするのを糸切り歯でかみきるばかりにしいてくいとめた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
それを見た瞬間、各職場の従業員達は堰を切ったように歓声を挙げて空地に雪崩れ出た。
— 永崎貢 『組合旗を折る』 青空文庫
」 堰を切ったように幸子の甲高な声が涙に溺れて店まで響いた。
— 宮本百合子 『道づれ』 青空文庫
しかし、その精神の諦観的な美しさには、野心も反抗も憤怒も血気も、いっさいが、堰を切ったように押し流されてしまうのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
お前らは、この俺に信頼がもてないのか、それとも費用が惜しくて続けられないのかと、いま訊きかえしてやったところだ」 ダネックが帰ると、きゅうに折竹の目から堰を切ったような涙がながれてきた。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
負けたという実感より、気持の上では、漕ぎたりない無念さで、更衣所にひき揚げてきたとき、いちばん若いKOの上原が、ユニホォムを脱ぎかけ、ふいと、堰を切ったように泣きだしました。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
作例 · 標準
長年連れ添った夫への小さな不満が、些細なきっかけで堰を切ったように口から飛び出した。
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静まり返っていたスタジアムに逆転ゴールが決まった瞬間、堰を切ったような大歓声が沸き起こった。
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我慢強い彼女だったが、親友の優しい言葉に触れた途端、堰を切ったように泣きじゃくってしまった。
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