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除地

じょち
名詞
1
標準
文例 · 用例
毎年、ちょうどその頃、湯村には、厄除地蔵のお祭りがあるのだ。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
除地蔵のお祭りが二月の末に湯村にあるという事は前から聞いて知っていたのに、うっかりしていた。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
しかし、私はたとえば火除地蔵というものを知っている。
――戦災余話 起ち上る大阪 青空文庫
つねに火を避けて来た地蔵さんであるが、この地蔵さんは果して焼夷弾の火を避けることができたかどうか、それを私は知りたいと思い、あちこち尋ねまわっているうちに、最近ゆくりなくも火除地蔵健在の事実を知った。
――戦災余話 起ち上る大阪 青空文庫
ともかく、この地蔵さんは火除地蔵とされて来たのだが、空襲の際田村さんのお邸は隣の家まで火が来たのに焼けず、無論地蔵さんも助かったのである。
――戦災余話 起ち上る大阪 青空文庫
石高二万八千石、江戸の上屋敷は、神田一番原、御火除地まえにござります。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
神田、鎌倉河岸から雉子橋ぎわまで、ずっと火除地で、二番原から四番原までのひろい空地は子供たちのいい凧あげ場になっている。
紙凧 顎十郎捕物帳 青空文庫
……南では、藤波が金座のお蔵方の立馬左内というのを、こんどの立役者だときわめをつけ、十歳になる伜もろとも番屋へひきあげ、追っつけ口書をとろうとしているというのに、北の大将は餓鬼どもにまじって、火除地の原っぱで凧あげたあ、どうですか。
紙凧 顎十郎捕物帳 青空文庫
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除地(じょち、よけち、のぞきち)は、土地区分のひとつ。

出典: 除地 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0