減石
げんこく
名詞
標準
文例 · 用例
江戸幕府の制度は、外面は最も地方分権的体裁を示してゐるが、内面は最も精緻な中央集権制で、自領内では行政権、警察権をもつてゐる百万石の大名も、幕府の一片の命令で蟄居、国替、減石、断絶せしめられるので、その何れも今の内閣が地方官の変更任免を奏請するよりも、まだ容易であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
記録によれば、「……重成は郡民の窮状を目のあたりに見ては、哀憫の情を禁ずることが出来ず、承応二年遂に意を決して江戸に上り、直接老中に謁見してるる郡情を具陳して、減石の正道なることを誠意歎願したが、又もや不許可となつた。
— 長谷健 『天草の春』 青空文庫