針穴
はりあな
名詞
標準
pinhole
文例 · 用例
案の状、その思い付きからして火焔太鼓を調べて見ると、果して其処に、三つ針穴程の孔が明いていた。
— 小栗虫太郎 『夢殿殺人事件』 青空文庫
今やふたたび、ずっと前から忘れていたその決心を思い出したが、短い糸を針穴に通すようにまた忘れてしまった。
— DAS URTEIL 『判決』 青空文庫
右手に持った針は尖端が少し鉤なりに曲っており、めど(針穴)には二本よりの絹糸がとおしてある。
— 駈込み訴え 『赤ひげ診療譚』 青空文庫
旧式銃剣じゃ針穴だ。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
畳の上にはぬぎすてた着物や、細紐や、足袋や、切れた三味線の糸や、まるめた紙屑などがちらばっているし、裸のままの三味線が二|挺、針穴のいっぱいある行燈といっしょに、隅のほうに立てかけられたまま、埃をかぶっていた。
— 山本周五郎 『雪と泥』 青空文庫
細い針穴に糸を通すと、手早く縫いつけにかかった。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
針の寸法は、ふつうの縫針と変らないし、太さも同様な物であるが、この針には、糸をとおす針穴がない。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
噴射は針穴に過ぎないが、オンタールには海水もかなわない。
— The Island of Shadows 『幽霊島』 青空文庫
作例 · 標準
風船の小さな針穴から空気がゆっくりと漏れ出し、風船はしぼんでいった。
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この生地には小さな針穴が開いているので、繕う必要がある。
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テントの屋根にできた針穴から、雨水が滴っていた。
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