阿吽の呼吸
あうんのこきゅう
表現名詞
標準
the harmonizing, mentally and physically, of two parties engaged in an activity
文例 · 用例
この表現を高潮させるには、先ず自分の性格、意志、感情なぞと同時に阿吽の呼吸までも相手にわからぬようにソーッと殺して終うので、この辺は自分の「鼻息を窺っ」ているようにも見えます。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
――つまりこれから先の行手では、まことに春日遅々たるの想ひで豆粒ほどの土に藹々たる無辺の念を凝らしながら、阿吽の呼吸をはかつて、やがては個性を吹き込み、風格を注ぎ込まうといふ妙境なのである……。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
「そもそも伊賀流の秘訣というは阿吽の呼吸これ一つじゃ」老人は静かに説き出した。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
阿吽の呼吸で鯨羊羹が切り出されるたび、もち米のほのかに甘い匂いが立ちのぼる。
— 澤西祐典 『くじらようかん』 青空文庫
作例 · 標準
これは阿吽の呼吸の例句です。