杮板
こけらいた
名詞
標準
文例 · 用例
冬になる前にわたしは煙突をきずき、すでに雨が透らないようになっていた家の側面をこけら板で張った。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
この家には窓のない屋根裏部屋があり、両側はこけら板で葺かれていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
一九三一年三月、空き家と化していた魔女屋敷の屋根と大煙突を暴風が襲い、ぼろぼろの煉瓦、黒変し苔むしたこけら板、虫食いだらけの厚板と棟木がロフトの上に崩れて下の階まで落ち込んだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『魔女の家で見た夢』 青空文庫
以前の枌板の大きな型のものはなくなって、寸法のごくみじかいこけら板というものを、たくさん用いることになったのである。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
ゆえにたいていはかんたんな葺き方になり、毎年毎年損じたこけら板だけをさしかえて、多くの小石を載せておさえておき、またはとんとん葺きなどと称して、かまわず釘で打ちつけるような、そまつな葺き方もはじまったのである。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
その一つは板葺き一派の三角のゆるい扁たいもので、ささ板やこけら板で葺いたのから、檜はだ、杉皮の屋根まであり、現在さかんに建っている瓦葺きもその中にふくめてよい。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫