瑞宝
ずいほう
名詞
標準
文例 · 用例
生前の勲功によって歿後勲一等に叙し瑞宝章を授けられた。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
おまけに瑞宝章がそれに背中合わせにくっついて、まるで寒ぞらにふるえて身体をすり合わせている孤児みたいだ。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
以前、日独戦争の時に、元老院の書記として、勲八等瑞宝章を賜はりました。
— 岸田國士 『遂に「知らん」文六(三場)』 青空文庫
日本には、金鵄勲章といふ特別な武功章があるから、これに対して文功章が設けられる精神もわかりはするが、一般の勲章(旭日章、瑞宝章等)は、これで、科学者、芸術家には縁のないものとなるやうなことはないか。
— 岸田國士 『「文化勲章」制定に就て』 青空文庫
たゞこのレジヨン・ド・ヌウルは日本の金鵄勲章にも旭日章にも瑞宝章にも宝冠章にも、更にまた文化勲章にも相当するものであつて、職業を問はず、官民の区別なく、国家は平等にその国民としての社会的功績を表彰する形式をとつてゐることは、これまた国民性の然らしむるところであらうか。
— 岸田國士 『文化勲章に就て』 青空文庫
踊子達は爺さんが取り出して見せる勲八等の瑞宝章と従軍徽章とを物珍らし気に寄つてたかつて見てゐたが、する中、衣裳の軍服へ勲章を縫ひつけてやるから、一枚写真を取つておもらひと言出すものがあつた。
— 永井荷風 『勲章』 青空文庫
であるから、我皇室でも初めに先生に勲三等の旭日章を授けられ其後又勲二等の瑞宝章を送られたのである。
— 序――モース先生 『日本その日その日』 青空文庫
実際そういうまずいほうの実例はいくらでもある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫