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力感

りきかん
名詞
1
標準
power
文例 · 用例
同じ不正を企るのならば、百三十六|個の麻雀牌の背中の竹の木目を暗記するなどは、その努力感だけでも僕には寧ろ氣持がいい。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
また吉田がこの状態を続けてゆくというのには絶えない努力感の緊張が必要であって、もしその綱渡りのような努力になにか不安の影が射せばたちどころに吉田は深い苦痛に陥らざるを得ないのだった。
梶井基次郎 のんきな患者 青空文庫
敵  敵への怒りは、劣弱者が優勢者に對する、權力感情の發揚である。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
第七章 情緒と権力感情 吾人が普通に「感情」と言ってるものは、気分色合を異にしているところの、二つの別趣のものを包括している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
これに対して他の一つは、男性的な気概に充ち、どこかに勇気を感じさせ、或る高翔感的な興奮を伴うもので、普通に「意志的感情」もしくは「*権力感情」と呼ぶものである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
そして前者が、かの歴山大王やシーザアやの、古代の英雄によって愛誦され、彼等の少年時代に於て、早くそのヒロイックな権力感情を養成した時、後者はより民衆的な青年の間に読まれ、幾多のセンチメンタルな恋愛主義者を養成した。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
実にこの叙事詩と抒情詩の対立は、人間に於ける二つの感情――情緒と権力感情――との二大分野を示すもので、人文の歴史がある限り、たといその形式は変貌しても、実質的には何等かの新しき様式で、不易に対立すべきものである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
これに反して一方のもの、即ち意志的なる「権力感情」は、すべてに於て力のある、骨組みのがっしりとした、拍節の正しいリズミカルの美を求める。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
作例 · 標準
その彫刻家が作り上げたブロンズ像には、今にも動き出しそうな凄まじい力感がみなぎっていた。
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彼の放つストレートは、スピードガン以上の力感があってバッターは手が出ない。
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オーケストラが奏でるベートーヴェンの交響曲は、圧倒的な力感でホール全体を包み込んだ。
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