次行
じぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
「半次行こう」と今しも大吉、 表の戸開けた時「御用」と一人の役人うって来る。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
その次行って面白かったと云うと、君日本へ帰ったら是非この本を紹介してくれと依頼された。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
作者は、次行にその全文を掲げて、この事件の発端を終りたいと思う。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
「小父さん何か買ってさ」 宅で強請られるたんびに、この次この次といって逃げておきながら、その次行く時には、つい買ってやるのを忘れるのが常のようになっていた彼は、例の調子で「うん買ってやるさ」と云った。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
佛説にも、比丘有て入舍衞城、次行乞食、至一家、有一女人、語比丘言、作是事來、答言我比丘法、不得作是事、女人言、若不作是事者、我當自傷破身、大喚言比丘強牽我行欲、云々とある(Tardicu, op. cit., p.52; 摩訶僧祇律二四)。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
この次行く気んなったらまた一緒に行こうねえ。
— 宮本百合子 『千世子(三)』 青空文庫
とあって、その次行に「記」としるし、それから博士のいわゆる「十五年満期」の「長期性時限爆弾」を「装填シアル物件」が十二個ずらずらと列記してあるのであった。
— ――金博士シリーズ・8―― 『時限爆弾奇譚』 青空文庫
以上ノ如クナルヲ以テ、芋ヲ焦焼スルコトナク(僕はいささか焦げた方が好きです)、蒸焼シ得ルノミナラズ蒸焼ヲ二回ニ順次行ウヲ以テ塩ノ浸滲ハ良好ニ行ワレ(とてもタマランです)、更ニ蓋ニ保温室ヲ設クルコトニヨリ之ヲ焼冷シトナスコトナカラシメ、常ニ保温シ得ル等ノ効果ヲ有ス。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫