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髪日

かみひ
名詞
1
標準
文例 · 用例
掃除はお昼前にあらかたすんだけれど、午後も日課はお休みになって、そうして理髪屋が二人出張して来て、塾生の散髪日という事になったのです。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
この祖母が、八十八の春、死ぬ三日ばかり前まで、日髪日風呂だった。
蕎麦屋の利久 旧聞日本橋 青空文庫
その二 日髪日化粧の昔日に引替へ、今は堅気の奥様風、髪は月六才の定めにて髷は丸髷の外は、品格下るといひて結はず。
清水紫琴 野路の菊 青空文庫
お才は富士見町の旗本、黒木三之介様のお世話になっている身体で、いつも夕方までには、うんとめかし込んでおかなければならず、お六はお引摺りの日髪日湯で、おまけに疳性と来ているから、混んでからの湯なんかへ入る女じゃありません。
血潮の浴槽 銭形平次捕物控 青空文庫
「何に驚いたんだ、――また四丁目で誰か死んだのかい」「そこまでは行かねえ、が、あのお勢がどうかしたんだ」「…………」「妹の家へ入り込んだはいいが、近頃は恐ろしく若作りで妹の三十五日も済まないうちから、町内の若い者を集めて、浮れ切っているんだ」「フーム」「日髪日化粧で、どう見たって二十二三だ。
くるい咲き 銭形平次捕物控 青空文庫
文一君は散髪日が定まっている。
佐々木邦 親鳥子鳥 青空文庫
「何に驚いたんだ、――又四丁目で誰か死んだのかい」「其處までは行かねえ、が、あのお勢が何うかしたんだ」「――」「妹の家へ入り込んだは宜いが、近頃は恐ろしく若造りで妹の三十五日も濟まない内から、町内の若い者を集めて、浮かれ切つて居るんだ」「フーム」「日髮日化粧で、何う見たつて二十二三だ。
くるひ咲 錢形平次捕物控 青空文庫
夜なべに草鞋を作るやうな私と、芝居や物見遊山が好きで、日髮日湯に暮し度いお光とは、どう考へても一緒になれやう道理はございません――」 喜太郎の話は、靜かで整然として、極めて事務的ですが、その話氣の底に、一脈の哀愁の流れて居ることは否む由もなかつたのです。
狼の牙 錢形平次捕物控 青空文庫