足払い
あしばらい
名詞
標準
ashibarai
文例 · 用例
鍵を受取ってポケットに入れようとしたが、その一|刹那に片手でデッキの欄干に掴まっていた中野学士が鮮やかな足払いをかけた。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
同時に自分の柔道の段位にも、相当の自信を持っていたらしく、イキナリ真正面から又野を突き退けてデッキの平面に立つと、間髪を容れず、立直って来る又野の足を目がけて、猛烈な足払いをかけた……が……ビクともしない……と思った瞬間に又野の巨大な両手が、中野学士の襟首にかかって、ギューギューと絞付けて来た。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
二人の姿は七八木の杉の木立に隠れたが、そこからまた現われかけたとたんに、男は二三歩走りだし、それを片手の捕繩で引戻されたものか、両腕をひろげ横向きになり、そこへ巡査の足払いが利いて、ばったり地面へ倒れた。
— 豊島与志雄 『鳶と柿と鶏』 青空文庫
一緒に次の室へ歩いてゆく時には、軽く彼女に足払いをかけてみた。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
それを巡査に支えられた瞬間、彼は左手を差伸して、野口昌作の襟に手先がかかるや否や、ぱっと足払いにいった。
— 豊島与志雄 『電車停留場』 青空文庫
高倉がすっぱりと足払いで野口を投げ倒した時、彼は思わず手を叩こうとする所だった。
— 豊島与志雄 『電車停留場』 青空文庫
四天王は立つや否や足をバタバタ間断なく跳ねてナギナタの足払いに備えている。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
そしてナギナタの足払いはそれによって概ね外すことができるけれども、時々ハッシと斬られて、「参った。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
作例 · 標準
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