独往
どくおう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
going on one's own or one's own way
文例 · 用例
笑われるといやだから、というよりは、なんだかもうこれからは、兄さんにあまり頼らず、すべて僕の直感で、独往|邁進したくなっていたのだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
人間に在つても、立教者は孤独で信教者は群集、勇者は独往し怯者は同行する、創作者は独自で模倣者は群集、智者は寥であつて、群衆して居るといへば既にそれは弱小|蠢愚の者なる事を現はして居る位のものである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
いつも独往って弾きもし歌いもすることになっている。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
轗軻不遇の情、独往大歩の意、倶に相見するに堪へたりと言ふ可し。
— 芥川龍之介 『「鏡花全集」目録開口』 青空文庫
民間の自発的な協力、更に、少し妙な言葉でありますが、「独往的な実践」といふものが文化団体の一つの性格として、どうしても必要だと思ふのであります。
— ――九州地方講演筆記―― 『戦時下の文化運動』 青空文庫
もしそれその功名栄利に淡如とし、その志を行うて超然独往するの点に至っては、実に及ぶべからざるものあり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
人間社会の進歩の原動力は、何といっても、ひとりびとり人間の自主独往の気象であり、その個性に応じた創意工夫の能力であります。
— 下村湖人 『青年の思索のために』 青空文庫
その点ではあくまでも自主独往、いささかも他にゆずる必要はありません。
— 下村湖人 『青年の思索のために』 青空文庫
作例 · 標準
彼は信念を貫き、世間の評価に囚われず独往の道を歩んだ。
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若き日の詩人は、都会の喧騒を離れ、自然の中で独往の生活を送った。
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チームの中で協調性がないと批判されることもあるが、彼の独往の姿勢が時には新しい突破口を開く。
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