七面倒
しちめんどう
形容動詞
標準
very troublesome
文例 · 用例
七面倒な、こうすべい、と荒稼ぎの気短徒じゃ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
僕等には到底我慢の出來ない七面倒くさい儀式で茶が立てられた。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
家元がどうの、流儀がどうの、合方の調子が、あのの、ものの、と七面倒に気取りはしない。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
(二)虎の記載概略 虎の記載を学術上七面倒に書くより『本草綱目』に引いた『格物論』(唐代の物という)を又引するが一番手軽うて解りやすい。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
足のように、中から骨と肉とででき上がったところはいいが、こういうところは、内部に複雑な、機関があるからね」といって、七面倒なむずかしい病名をいった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
露西亜では官憲の交渉が七面倒臭いから、多分そんな方面にでも向ける意だろう。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
高知の富豪の子で、人格者で、大男で、文芸趣味に造詣が深く、寝ころんでも愉快に生涯を送れる身分でありながら、七面倒臭い東京の市長になって、兎も角も利欲に眼をくれず、どっちかといえば大した過ちもなく、あれだけの世話を焼き通して来たところを見ると、余程の自信と覚悟とがあったものと見なければならぬ。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
そんな七面倒臭いカルト・ディダンティテなどは貰わずに、勝手に駈け廻る方がよくはあるまいか、というのが僕の最初からの主張だった。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
作例 · 標準
この手続きは七面倒で、何度も役所に行かなくてはならない。
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彼の態度は七面倒で、話を聞くのが疲れる。
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七面倒な仕事ほど、後回しにしがちだ。
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