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孔雀明王

くじゃくみょうおう
名詞
1
標準
Mahamayuri (deity usu. depicted riding a peacock)
文例 · 用例
小角は孔雀明王咒を持してそういうようになったというが、なるほど孔雀明王などのような豪気なものを祈って修法成就したら神変奇特も出来る訳か知らぬけれど、小角の時はまだ孔雀明王についての何もが唐で出ていなかったように思われる。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
その「聖壇」の中央に壮麗を極わめた建物があったが、内に安置された本尊は孔雀明王だということである。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
もしその中に一点でも、人なつかしい火がゆらめいて、かすかなものの声が聞こえるとすれば、それは、香の煙のたちこめた大寺の内陣で、金泥も緑青も所斑な、孔雀明王の画像を前に、常燈明の光をたのむ参籠の人々か、さもなくば、四条五条の橋の下で、短夜を芥火の影にぬすむ、こじき法師の群れであろう。
芥川龍之介 偸盗 青空文庫
梵字形の創傷も、流血の消失も、浄善の咽喉に印された不可解な扼痕も……それ等凡て一切合財のものが、孔雀に駕し四本の手を具えた、「孔雀明王」の幽暗な大画幅の中に語られているのではないか。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
密閉された室の中で、一体孔雀明王と供奉鳥以外に誰がいた事になりましょうかね」 密室、しかもその中で、大量の血が消え失せてしまっている――。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
一体どうして、それから、あの場所を脱出したものか――問題は再び密室で行き詰まってしまうのですよ」「それが取りも直さず、孔雀明王の秘蹟では御座いませんか?
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
けれども、孔雀明王が残した吸血の犯跡が、依然として謎である以上は、貴方の名誉心のために払わされる犠牲が、余りに高価過ぎやしないかと思われるのです。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
とうとう孔雀明王の四本の手を※いでやったよ。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
作例 · 標準
毒蛇を食らうという孔雀明王は、あらゆる災厄を取り除く仏として信仰されている。
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寺院の薄暗い奥深くに、孔雀に乗った端正な顔立ちの孔雀明王像が祀られていた。
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「オン・マユラ・キランデイ・ソワカ」と、孔雀明王の真言を静かに唱えた。
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