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落魄

らくはく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
being reduced to poverty
文例 · 用例
人事みな落魄して、心烈しき飢餓に耐へず。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
落魄れた館へ帰って行った、 二三日経って女はまた湧玉の水のほとりで、男と会った。
岡本かの子 富士 青空文庫
私は幼い時よくそれを口に入れては父母に叱られたものだが、その幼時のあまい記憶が大きくなつて落魄れた私に蘇つて來る故だらうか、全くあの味には幽かな爽かな何となく詩美と云つたやうな味覺が漂つてゐる。
梶井基次郎 檸檬 青空文庫
彼はそれを見ながら、落魄した男の姿を感じた。
梶井基次郎 ある崖上の感情 青空文庫
人品が好くって、痩っこけて、心配のありそうな、身分のある人が落魄たらしい、こういう顔色の男には、得て奇妙な履歴があるものです。
泉鏡花 活人形 青空文庫
婦人は苦と身悶えして、仰向に踏反返り、苦痛の中にも人の深切を喜びて、莞爾と笑める顔に、吉造魂飛び、身体|溶解け、団栗眼を糸より細めて、「夫人、こりゃ是非お助け遊ばせ、きっといい人の落魄たんです。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
そして些と娘の方を見て、「ですから私等も、一とつ頃は可成に暮してゐたものなんですが、此う落魄ちや糞ですね。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
」と少し苛々したやうな調子で、「あゝ孤獨と落魄
三島霜川 虚弱 青空文庫
作例 · 標準
かつての栄華を極めた政治家が、今では見る影もなく落魄して寂れた長屋に住んでいる。
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事業の失敗によってすべてを失い、都落ちして落魄した男の背中は小さく見えた。
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不遇の時代を落魄して過ごしたが、彼は決して瞳の奥の希望の光を消さなかった。
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