幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
肉類、果物、菜の類もまた多少の損害を免れぬという。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
まず録糸にてつくる魚翅、湯葉でつくれる火腿、たまに彼女はかつて母とともに杭州の西湖にある功徳林|食処へ精進料理を味わいに行った。
吉行エイスケ 新種族ノラ 青空文庫
その菜が姉娘のお千代の手で水洗いされ笊で水を切って部屋のまん中の台俎板の上に置かれた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
妹娘のお絹はこどものように、姉のあとについて一々、姉のすることを覗いて来たが、今は台俎板の傍に立って笊の中の菜を見入る。
岡本かの子 食魔 青空文庫
菜は小柄で、ちょうど白菜を中指の丈けあまりに縮めた形である。
岡本かの子 食魔 青空文庫
笊の目から※った菜の雫が、まだ新しい台俎板の面に濡木の肌の地図を浸み拡げて行く勢いも鈍って来た。
岡本かの子 食魔 青空文庫
それから、笊の菜を白磁の鉢の中に移した。
岡本かの子 食魔 青空文庫
教師は左の手で一つの匙を、鉢の菜の上へ控えた。
岡本かの子 食魔 青空文庫