紛れる
まぎれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to disappear into
文例 · 用例
多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
白雪 恋しい人と分れている時は、うたを唄えば紛れるものかえ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
近間ではあるし、ここを出たら、それこそ、ちちろ鳴く虫が糸を繰る音に紛れる、その椎樹――(釣瓶おろし)(小豆とぎ)などいう怪ものは伝統的につきものの――樹の下を通って見たかった。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
彼は紛れるともなく、その日その日の憂さを忘れて渡り歩るいた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
時がたてば少しは寂しさも紛れるであろうかと、そんなことを頼みにして日を送っていても、日がたてばたつほど悲しみの深くなるのは困ったことである。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
素養も相当にあることが何かの場合に見えるので、若い時に見聞したことを語らせて聞くことで源氏のつれづれさも紛れることがあった。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
「昼間にさへなれば他合もなく紛れる。
— 牧野信一 『痴想』 青空文庫
早く傷の方の繃帶が取れますとちつとはお氣が紛れるでせうがね。
— 鈴木三重吉 『赤い鳥』 青空文庫
作例 · 標準
彼は群衆の中に紛れて、警察の追跡を逃れたが、その後の足取りは不明だ。
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秋の紅葉の中に紛れて、小さな山小屋がひっそりと建っており、気づきにくい。
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あの日は雪が降っていたので、足跡もすぐに雪に紛れてしまい、どこへ行ったかわからなくなった。
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標準
to do something under the cover of (confusion, etc.)
作例 · 標準
騒ぎに紛れて、彼はそっと部屋を抜け出し、誰にも気づかれずに立ち去った。
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忙しさに紛れて、大事な連絡を忘れてしまい、後で大変なことになった。
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暗闇に紛れて、犯人は現場から逃走し、警察は捜査に手間取った。
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標準
to be almost indistinguishable
作例 · 標準
彼の声は周りの雑音に紛れて、ほとんど聞き取れなかったので、もう一度話してもらった。
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この小さな石は、庭の他の石に紛れて見つけるのが難しく、いつも探すのに苦労する。
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彼女の意見は会議で他の多くの意見に紛れてしまい、残念ながら注目されなかった。
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標準
to be diverted from (negative emotions, etc.)
作例 · 標準
仕事に没頭することで、辛い現実から心が紛れ、一時的にでも安らぎを得た。
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友人とのおしゃべりで、少しは気分が紛れたようで、彼女の表情も和らいだ。
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標準
to be distracted by
作例 · 標準
授業中、窓の外の景色に紛れてしまい、先生の話が全く頭に入らなかった。
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スマホの通知音に紛れて、重要な電話を取り損ねたので、すぐにかけ直した。
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彼女は周りの賑やかさに紛れて、自分の番が来たことに気づかなかったようで、係員が呼びかけた。
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