俯ける
うつむける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to turn upside down
文例 · 用例
父は暫し語なく俯ける我子の顏を凝視め居しが、『時頼、そは正氣の言葉か』。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
老の一徹短慮に息卷き荒く罵れば、時頼は默然として只々|差俯けるのみ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
老の一徹短慮に息卷き荒く罵れば、時頼は默然として只※|差俯けるのみ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
秋の夜や加茂の露臺にしよんぼりとうつむける子にこほろぎの鳴く ○ 秋が立つといふのに、日のうちはさすがに日本一の暑さ、東京がいつでも京都よりも十度から涼しいのはすこしくやしい。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
……いかがです、加代姫さま」 加代姫は、誦経でもするように眼をとじて、顎十郎の言うことを聴いていたが、静かに眼をあけて顔をうつむけると、「縁もゆかりもないこのわたしを、それほどまでに劬ってくれるそなたの親切。
— かごやの客 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
なれているくせに」「――それがね、こんどのはちょっと大きいんでね」 木下は、柔軟さとがんこさとのいれまじった蒼い角顔をすこしうつむけるようにして、黒い、憂鬱なところのある眼を上眼にした。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
作例 · 標準
例句