幼保
ようほ
名詞
標準
kindergartens and day-care centers
文例 · 用例
四肢は気品よく細長く、しっとりと重くて、乳白色の皮膚のところどころ、すなわち耳朶、すなわち頬、すなわち掌の裡、一様に薄い薔薇色に染っていて、小さい顔は、かぐようほどに清浄であった。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
それがためにわが運命の解決にまようほどの事なのだ。
— 伊藤左千夫 『廃める』 青空文庫
ともかくもわたしが訊いて見ようほどに、しばらく待ちゃれ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
交通事情は目に見えて悪化し、これまでより長い時間をかけてやっと帰宅して、これまでよりもっともっと苦労した燃料でやっと炊事をして、さてようようほっとしようとしたときは、停電だったり、たった二十燭のあかりだったりして、つぎものをするのも不便だし、本をよむのも不便です。
— 宮本百合子 『婦人大会にお集りの皆様へ』 青空文庫
殊に私の立つ絶頂の岩壁に、クリーム色の深山石楠花が清らかに咲いていて、それがおぼろに霧に包まれ触れば消えもするかのようほの白く夢見るように咲いていた趣は、この世の花とも思われぬまでの、純潔さと神々しさをさえそこに点出したのである。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
盲目にされても降り得ようほど案内知った道でありながら、誰も彼も行き迷うたあげく斃れてしまうのが、ほど経て道ばたへむごたらしい屍骸になって知れるのよ。
— 郡虎彦 『道成寺(一幕劇)』 青空文庫
どうしようほんとうに。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
といっても、いまのような学校はありませんから、勉強するといえば、ちかくにある塾(むかしの学校)にかようほかありません。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫